住宅屋上のウレタン系通気緩衝工法防水工事の作業工程
鉄骨3階建て住宅の屋上から漏水が有り階下に雨漏りが発生していました。
既存の防水層を撤去して新たにウレタン系通気緩衝工法での防水工事を進めていきます。
既存の防水層シートを撤去していきます。
思っていたよりもシート下部に水が回っていました。
古いドレイン(排水口)を撤去して新しいものに交換します。
ドレイン周辺からの水漏れ原因が多いので防水改修工事をする場合には必ずドレインの交換も行います。
サンダーでケレン作業を行います。
クラックなどがある場合カチオン系下地調整材で補修していきます。
下地調整後プライマーを塗布して下地と防水が接着しやすくします。
通気緩衝シートを張っていきます。
シートの継ぎ手にジョイントテープを貼り継ぎ手を塞いでいきます。
脱気筒を取り付けます。
防水シート下部からの水蒸気をこの脱気筒から逃がします。
水蒸気の逃げ場がなくなると水蒸気が防水層を押し上げて漏水の原因になります。
壁際周囲に防水テープを貼ってウレタン塗膜防水材を1回目塗布します
壁立上り部分にもウレタン塗膜防水材を塗布していきます。
防水層のヒビ割れ防止のため補強メッシュシートを貼ります。
2回目のウレタン塗膜防水材の塗布作業です。
最後にトップコートを塗布して工事完了です。
トップコートを塗ることで防水層を保護します。
作業期間中には雨も降らずスムーズに工事することが出来ました。